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 福岡県川崎町発注の公共工事をめぐる汚職事件で、官製談合防止法違反や加重収賄などの罪に問われた前町長、小田幸男被告(67)と前町議、掛橋要一被告(53)の判決が17日、福岡地裁であった。

 地裁は、小田被告に懲役3年6カ月、追徴金300万円(求刑懲役5年、追徴金300万円)、掛橋被告に懲役3年執行猶予5年、追徴金250万円(求刑懲役4年、追徴金250万円)を言い渡した。

 判決によると、小田被告は町長だった2013年、掛橋被告らと共謀し、町営住宅改修工事の指名競争入札で談合して、元測量設計会社社長(57)=贈賄罪などで有罪が確定=に落札させようと計画。同年8月、落札意欲がない業者6社を元社長に選ばせて入札参加業者に指名し、謝礼と知りながら10~11月に元社長から計800万円を受け取るなどした。小田被告はこのうち300万円、掛橋被告は250万円の分配を受けた。

 小田被告は「受け取った金は貸付金の返済だった」などと無罪を主張していたが、判決は「落札させることの見返りだった」と認定。「公務の適正な執行に対する社会の信頼を損なわせた責任は重い」と指摘した。小田被告側は控訴する方針。