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 水圧を受けたときだけ3倍に長くなり、収納スペースを減らせるなどとして人気の「伸びる散水ホース」の破損が相次いでいる。国民生活センターが17日、発表した。摩耗しやすい構造や、素材の弱さが原因とみられる。センターは「長期間使えるものではない」としている。

 問題の製品は、伸縮性の高いゴム製チューブを化学繊維のカバーで覆う構造。水を流して水圧を受けると3倍ぐらいに長くなり、水を止めると縮む。軽量で収納場所が少なくて済むとして、2012年ごろから人気商品になっている。

 センターでは「使い始めてすぐ切れた」「ホースが破裂した」といった苦情が12年以降、計167件寄せられた。うち2人は破裂したホースで打撲していた。

 このため市販の5商品をテストしたところ、うち4商品は使用回数102~180回で内側のゴムに穴が開き、水が漏れた。カバーをアスファルトに引きずるテストでは、同じ4商品が400~800メートルですり切れたという。(重政紀元)