保育士が足りず、子どもの受け入れを制限した結果、定員割れに陥る保育所が相次いでいる。待機児童が問題になるなかで施設を増やす一方、保育士の処遇改善が進まず、人材が定着しないことが原因だ。政府は処遇改善や経験者らの現場復帰策を打ち出すが、どの程度の効果があるかは不透明だ。

■受け入れ制限、次々

 待機児童数(昨年4月時点)が全国の市区町村で2番目に多い千葉県船橋市。今年度、市立保育所で定員割れした。昨年度、228人いた臨時職員の保育士が173人しか集まらず、やむなく子どもの受け入れを制限したからだ。

 保育所では、子どもの年齢に応じて必要な保育士の数が定められ、0歳児なら3人に対して1人の保育士が必要になるが、市の基準を元にした計算では、待機児童1067人の約4分の1にあたる288人は保育士不足が原因だった。

 「新しい保育園がどんどんでき、移った保育士の分を補充できなかった」と市公立保育園管理課の杉森裕子課長は話す。

 生後2カ月の長女がいる市内の派遣社員、鞠子いずみさん(34)は認可保育所に申し込んだが、2次募集も全滅。認可外保育所に預け、4月から復職する予定だ。「待機児童の理由に保育士不足があるなんて、知らなかった。ハコはあっても人がいないとどうにもならない」

 保育士不足による定員割れは、全国に広がる。

 沖縄県では昨年10月時点で、…

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