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 大阪府池田市の池田郵便局が、氏名や住所などの情報が記され、配達業務で利用する「配達原簿」から市内の60代女性の記録を誤って消し、2カ月半にわたって一部の郵便物を配達しなかったことが日本郵便近畿支社への取材で分かった。昨年11月の府知事選の投票所入場券も届かず、女性は投票できなかったという。

 同支社などによると、女性と同じマンションに転入した住民から転居届を受けた池田郵便局の職員が昨年9月中旬、誤って女性の部屋番号でデータを登録。女性の記録が上書きされて原簿から消えたという。転入した住民の記録は職員がミスに気づいて部屋番号を訂正したが、女性の記録は消されたままになっていた。

 原簿を見て女性の部屋には誰も住んでいないと勘違いした職員は、郵便物を送り主に返送。原簿を見ずに配達した職員もおり、一部の郵便物は届いたという。投票所入場券や銀行からの通知が届かないことを不審に思った女性が昨年12月1日に池田郵便局に確認し、発覚。池田郵便局は女性に謝罪した。同支社は「ご迷惑をかけて申し訳ない。再発防止に向けて指導を徹底する」と説明している。(吉村治彦)