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 政府会計の粉飾に関わったとして弾劾(だんがい)を求められているブラジルのルセフ大統領について、同国の連邦下院議会は17日、弾劾の是非を検討する特別委員会を設置した。ルセフ氏の罷免(ひめん)につながる可能性もある一連の審議が今後、本格化する。低支持率や汚職スキャンダルで苦しむルセフ政権は、さらなる窮地に追い込まれた。

 弾劾手続きは憲法に規定された制度で、大統領に違法行為の疑いがある場合に適用される。ルセフ氏は2014年の政府会計をめぐり、貧困層向けの補助金などを銀行に肩代わりさせた不正会計への関与が指摘されている。下院議長が昨年12月、野党などが求めていた弾劾請求を受理していた。

 今後は特別委が弾劾を支持するかどうかの意見書を作成し、それに基づき上下院が3分の2以上で賛成するなどの条件が満たされれば、大統領は罷免される。ルセフ氏は弾劾には根拠がないと主張している。