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 交通取り締まり中の警察官に暴行したとして現行犯逮捕された会社経営の男性(67)が、「暴行は警察官のでっちあげで、不当逮捕だ」として約910万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は18日、東京都に240万円の支払いを命じる判決を言い渡した。松村徹裁判長は「暴行はなく逮捕は違法だ」と述べた。

 判決によると、男性は2007年10月、東京都中央区の路上で警視庁築地署の女性警察官2人と言い争いになり、1人をひじで小突き、車のドアに警官の手をはさんだとして公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕された。男性は19日間身柄を拘束されたが、不起訴になった。

 判決は、警察官が訴えた暴行は「体勢などが不自然で考えにくい」と指摘。警察官の説明に「変遷や食い違いがある」として、暴行はなかったと結論づけた。

 判決について警視庁は「主張が認められず残念。判決内容を検討して対応を決める」とするコメントを出した。