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 中国有数の国際貿易港で、北朝鮮産石炭を輸入してきた遼寧省の営口港が、北朝鮮の全船舶の入港を禁じる措置を始めたことが港湾関係者の証言でわかった。核実験と事実上の弾道ミサイル発射を行った北朝鮮からの石炭輸入制限などを定めた国連安全保障理事会の制裁決議より厳しい措置だ。決議後も挑発的な言動を繰り返す北朝鮮に対して自制を促す意図があるとみられる。

 韓国貿易投資振興公社によると、中国は北朝鮮の最大の貿易相手国で2014年の中国と北朝鮮の貿易総額は68億6400万ドル(約7660億円)に上り、韓国を除けば北朝鮮の中国への貿易依存度は約9割に上る。主力輸出品が石炭で、北朝鮮に近い営口や、山東省の日照、蓬萊などの港が主要な輸出先だ。鉱物資源輸出の大部分は軍や朝鮮労働党が掌握しているとされ、今回の措置が他の港にも広がれば金正恩(キムジョンウン)政権の外貨獲得に打撃となる。