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 ロシア南部のロストフナドヌー空港で19日未明、フライドバイ航空が運航するドバイ発FZ981便のボーイング737―800型旅客機が着陸に失敗した。乗客55人、乗員7人の計62人全員が死亡したとみられる。

 フライドバイによると、乗客はロシア国籍44人で、ウクライナ国籍8人、インド国籍2人、ウズベキスタン国籍1人だった。

 空港近くの監視カメラの映像では、機体は急角度で滑走路に突っ込み、一瞬で火と黒煙に包まれた。

 現地からの情報によると、空港は当時悪天候で、強風が吹いていた。着陸を1度断念し、やり直しの際に墜落した。インターネットで飛行情報を提供する「フライトレーダー24」によると、やり直しの間に別の旅客機が3回着陸を試みたものの結局、断念し、他の空港に向かっていた。ロシア捜査委員会の担当者は、操縦ミスと機体の故障の両面から調査していると述べた。テロなどの可能性は低いとみている模様だ。

 フライドバイ航空はドバイ首長国政府系の航空会社で、高価格帯が主力のエミレーツ航空を補完する格安航空会社として、2008年に設立された。墜落機の乗客には旅行社が企画したツアーに参加した家族連れも含まれていた。(モスクワ=駒木明義、ドバイ=渡辺淳基)