「世界古戦場サミット(World Battlefields Summit)」が19日、初めて岐阜県関ケ原町で開かれた。天下分け目の関ケ原の戦いで今も町内に残る古戦場を、ナポレオン戦争のワーテルロー(ベルギー)、南北戦争のゲティズバーグ(米国)とともに世界三大古戦場と位置づけ、保存の意義を訴える狙いがある。

 サミットは岐阜県と関ケ原町が呼びかけ、ワーテルロー市の文化担当助役やゲティズバーグの国立軍事公園支配人らが参加。ワーテルローで景観を守るため関連施設の多くを地下に造ったことや、ゲティズバーグでは免許制のガイドが100年にわたり活動していることなどが紹介された。

 若い世代にも古戦場を知ってもらうことが共通の課題で、「歴史の重要な転換点を作った古戦場として、その価値を認め合う」とする共同宣言を採択した。

 関ケ原町歴史民俗資料館はサミットに合わせ特別企画展「世界三大古戦場」を30日まで開く。南北戦争の軍服(複製)や銃など各古戦場の資料を展示。JR関ケ原駅前の観光交流館ではワーテルローのマグカップやゲティズバーグのチョコバーも同日まで販売する。(古沢孝樹)