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 オウム真理教が起こした地下鉄サリン事件から21年を迎えた20日、東京メトロ霞ケ関駅(東京都千代田区)で慰霊の集まりがあった。

 事件は1995年に発生。列車内に猛毒のサリンがまかれ、13人が死亡、6千人以上が負傷した。

 霞ケ関駅では事件が起きた午前8時、駅員21人が黙禱(もくとう)を捧げた。献花台に白い花束を供えた太田光昭霞ケ関駅務管区長(54)は「お客様の尊い命をお守りした先輩方の行動を受け継ぎ、警備警戒に当たっていく」と述べた。同駅では当時、職員2人が死亡した。

 安倍晋三首相も訪れ、献花台にユリの花束を供えた。記者団の取材に「決してサリン事件を風化させてはいけない。卑劣極まりない事件を二度と起こしてはならない。この決意のもとに、テロ未然防止の対策に万全を期していく」と語った。

■「悲しみや怒り、そのまま」

 「21年といっても、ここに来ると昨日のことのように事件の日を思い出します。やっぱり悲しみや怒りはその日のままだなって」

 地下鉄サリン事件で霞ケ関駅助役だった夫を失った高橋シズヱさん(69)は20日、霞ケ関駅に設置された献花台に花を供えたあと、報道陣に語った。

 昨年4月、教団の一連の事件で…

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