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 中国で習近平(シーチンピン)国家主席の辞任を求める公開書簡がネットに流れた騒動が波紋を呼んでいる。中国の政治や社会の改革を促す発信を続けてきたジャーナリストの賈葭(チアチア)氏(35)が失踪後に当局に拘束されたことも、この件にからんでいるとの見方が強まる。他にも複数の失踪情報が報じられ、騒ぎは広がりを見せつつある。

 書簡は今月4日、新疆ウイグル自治区政府系のニュースサイト「無界新聞」に掲載された。「忠実な共産党員」の名前で、「権力を自らに集中しすぎて、混乱を招いている」などと習氏を批判し、辞任を求めた。

 すぐに削除されたが、中国で政府系のサイトにこうした内容が載ることは異例。ハッキング説や内部の関係者が意図的に掲載した説などがあり、掲載に至った経緯は不明だが、国会にあたる全国人民代表大会(全人代)の開幕直前だったこともあり、内外で波紋を呼んだ。

 一部の香港紙は21日、事態を重く見た当局が100人態勢の調査チームをつくり、無界新聞の関係者ら数人の消息がわからなくなっていると報じた。賈氏と同様、公安当局に拘束されている可能性がある。

 賈氏は15日、香港での講演の…

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