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 「欧州の首都」とも言われるベルギーで起きた連続テロは、日本人にも負傷者が出た。現地では厳戒態勢の中、市民が犠牲者を追悼。ツアーの中止や渡航禁止など、日本国内にも影響が広がっている。

 連続テロが起きたブリュッセルでは22日夕、中心部の広場に多くの市民が集い、事件の犠牲者を追悼した。一方、市内の至る所で道路が封鎖され、中央駅構内での所持品検査など厳戒態勢が続いている。欧州連合(EU)本部がある「欧州の首都」を狙った事件に対し、周辺国ではベルギー国旗と同じ色でのライトアップなどで連帯の意が示された。

 ブリュッセル中心部にある旧証券取引所前の広場では同日夕、数百人の市民が祈りを捧げたりキャンドルをともしたりして過ごした。路上は、チョークで書かれた色とりどりのメッセージであふれた。一つひとつに、平和への願いやテロへの怒りが込められた。

 夫婦でキャンドルを手向けた欧州委員会職員のサイモン・ケイさん(52)は、「天気が良いから」と普段の地下鉄ではなく自転車で通勤して難を逃れたという。「またテロが起きるのではないかと心配だが、この場で多くの人々と犠牲者への思いを共有したかった」と話した。

 モロッコ系ベルギー人の専門学校生ハサン・ベンスフィアさん(23)は、地面にアラビア語とフランス語で「僕たちはテロに反対だ」と書いた。事件を受けてイスラム教徒への風当たりが一層強くなることを懸念した母親に外出を止められたが、振り切って広場に来た。「僕らだって攻撃されたと感じている。とても悲しい」

 昨年11月の同時多発テロで市民130人が死亡したパリでは、ベルギーの人々への連帯を示すため、エッフェル塔がベルギー国旗の赤と黄と黒を表しライトアップされた。

 エッフェル塔は、パリ同時多発…

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