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 ベルギーの連続テロを受け、国内でも23日、警戒を強める動きが相次いだ。

 5月に主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)が開かれる三重県。県警はこの日、情報収集を強め、警察官の立ち寄りなどによる警戒を強化するよう県内全18署に指示した。後藤善信・警備2課長は「あらためてテロに対する危機意識を高めなければならない。管理者との連携を深めるなど未然防止対策の徹底を図りたい」と話した。

 関係閣僚会議の幕開けとなる外相会合(広島市)までは3週間を切っている。警察庁幹部は「ベルギーの捜査当局はしかるべき警戒をしていたはずで、テロ防止の難しさを改めて認識した」と口にした。

 4年後に東京五輪・パラリンピックが開催される東京都でも、担当幹部が「特定の場所に多くの人が集中し、外国人や障害者もこれまでになく集まる。国などの関係機関との連携をさらに強化したい」と話した。

 ベルギーのテロでは地下鉄など誰でも立ち入れる「ソフトターゲット」が狙われた。このため、警察庁は22日に全国の警察にソフトターゲットの対策を徹底するよう重ねて求めた。

 国土交通省も23日朝、全国の空港に「警戒警備の徹底などテロ対策に万全を期すように」との文書を送った。成田空港(千葉)では昨秋のパリ同時多発テロなどを受けて警備レベルを上げているが、あらためて不審物の検索を強化。空港会社は「水際での対策を徹底したい」。

 羽田空港(東京)では同日の朝礼で警備の徹底を確認した。ゴミ箱の中などに不審物がないか、あらためて監視を強化するよう全警備員に指示した。ただ、国交省の担当者は「テロ行為を防ぐためには空港利用者すべての手荷物を検査するのが有効だが、利用者の利便性が犠牲になってしまう。ただちにできるものではない」とも口にした。

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