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 覚醒剤約100キロ(末端価格約70億円)を営利目的で密輸したなどとして、福岡地検は23日、指定暴力団山口組から分裂した神戸山口組系組幹部の田中浩孝容疑者(49)=鹿児島市=ら5人を覚醒剤取締法違反と関税法違反の罪で福岡地裁に起訴した。地検は認否を明らかにしていない。

 他に起訴されたのは、無職魚山恭嗣(69)=大阪市中央区=と神戸山口組系組幹部藤村誠也(67)=鹿児島県徳之島町=、同組系組員松岡浩二(50)=神戸市中央区=、漁業西野禎一(56)=徳之島町=の4容疑者。

 起訴状によると、5人は2月6日、東シナ海で国籍不明の船から覚醒剤約100キロを漁船に積み替え、同8日、鹿児島県徳之島町の漁港に陸揚げして密輸したなどとされる。さらに、田中容疑者ら3人は同10日、鹿児島市の鹿児島新港に停泊中のフェリーに載せた車内で、密輸した覚醒剤を所持したとされる。

 福岡県警は、覚醒剤が神戸山口組の資金源になっていたとみている。この事件に絡み、県警などは今月8日、神戸山口組の本部事務所(兵庫県淡路市)などを家宅捜索した。