全国の学校で事故が相次いでいる組み体操のピラミッドやタワーについて、東京都教育委員会は新年度、都立学校で「原則休止」とする方針を決めた。24日の教育定例会で報告した。一方、区市町村立の小中学校などについては、各教委が判断するとした。今月中に都立学校や各区市町村教委に通知する。

 原則休止の対象は、都立高校や中高一貫校、特別支援学校の計253校。都教委によると、運動会で組み体操を実施している学校もあるが、「けがの危険がある」と判断した。2017年度以降は、代替種目の選定や安全対策の見直しなどを各校で議論。実施する場合は計画を都教委に提出し、都教委が判断するという。

 組み体操をめぐっては、都教委が設置した有識者会議が今月、「学校が当事者意識を持って議論し、実施を判断すべきだ」との意見を示していた。

 日本スポーツ振興センターによると、14年度に都内の全学校で起きた組み体操による事故は728件。小学校563件▽中学校146件▽高校19件だった。