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 出張すると偽り旅費を詐取したとして、福岡県警は24日、福岡県福智町の人権・同和対策課長、鈴木秀一容疑者(60)=同町伊方=を詐欺容疑で逮捕し、発表した。「その通りで間違いありません」と容疑を認めているという。県警は25日にも町役場を家宅捜索し、容疑の裏付けを進める。

 捜査2課によると、鈴木容疑者は2月中旬ごろ、東京都内で開かれる会議に出席するとの虚偽の出張命令簿を町に提出。同月下旬ごろ、交通費や宿泊費、日当として現金十数万円をだまし取った疑いがある。会議は実在したが、出席はしていなかったとみられる。副町長ら上司数人の決裁を受けていたという。

 鈴木容疑者は1979年に合併前の旧方城町に採用され、2011年から人権・同和対策課長を務めている。福智町のウェブサイトによると、同課は人権相談や同和関連団体との連絡調整、同和対策の企画などを担当。嶋野勝町長は24日夜、取材に「不祥事を招いたことに対して首長として責任を感じている」と話した。