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 モスクワを訪問中のケリー米国務長官は24日、ロシアのプーチン大統領と会談した。シリアからのロシア軍の主力部隊の撤収について、ケリー氏は「重大な決定をした」と評価。米ロが協力してシリア内戦の和平協議を加速させる考えを示した。プーチン氏も「互いの立場が近づくことを期待している」と応えた。

 ケリー氏は、米ロの呼びかけで実現したシリア内戦の停戦について、「多くの人が不可能と考えていた停戦が実現した」と両国の協力の成果を強調。プーチン氏も「成功したのはオバマ米大統領のおかげだ」と米側を持ち上げ、「共通点を見つけ、国際問題を前進させたい」と述べた。

 ケリー氏は会談後の記者会見で、「8月までにシリアの政権移行の土台と、新憲法の草案をつくることで合意した」と話した。

 内戦が続くシリアでは、米ロの呼びかけで2月27日に停戦が発効。内戦終結を目指す和平協議が今月、ジュネーブで再開された。だがアサド大統領の退陣を求める反体制派と政権側の溝は深く、米ロは協力して協議の進展を目指す考えとみられる。(モスクワ=中川仁樹

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