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 甘利明・前経済再生相をめぐる現金授受問題で、東京地検特捜部が25日までに、甘利氏側に現金を渡した千葉県の建設会社の総務担当者から任意で事情を聴いたことが関係者への取材で分かった。甘利氏側とのやりとりの経緯などを確認したとみられる。

 特捜部が事情を聴いたのは、同社の総務担当者・一色武氏。一色氏はすでに、甘利氏側との会話などを録音した音声データも特捜部に提出しているという。

 一色氏は朝日新聞の取材に対し、同社と都市再生機構(UR)との道路建設の補償交渉をめぐって、甘利氏の元秘書にUR側への働きかけを依頼し、「お礼」として現金を手渡したと説明。2013年11月と14年2月に甘利氏に計100万円、13年8月には、甘利氏の元秘書に500万円を提供したとしている。元秘書らはUR職員と面談を重ねていたという。

 一方、甘利氏は1月の記者会見で、自ら受け取った現金は寄付金として適正に処理したと説明。元秘書による資金処理などについては引き続き調査を続ける考えを示していた。

 この問題をめぐっては、東京都内の弁護士グループが16日、甘利氏と元公設秘書について、あっせん利得処罰法違反の疑いがあるとして、東京地検に告発状を提出していた。