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(25日、西武5―4オリックス)

 主将の一振りが、西武に劇的な勝利をもたらした。1点を追う九回1死二塁、栗山が相手守護神の直球を右中間へはじき返した。勢いよくベースを回り、三塁へ滑り込むと、力いっぱい右拳を握った。「甘い球が来たら振ろうと思っていた。後ろにメヒア、中村がいるので勝負してくると思った」。土壇場の適時打で息を吹き返したチームは、続くメヒアの中堅への安打でサヨナラ勝ちだ。

 チームの開幕戦サヨナラ勝利は2005年以来11年ぶり。田辺監督は「彼の勝ちたい執念が、あの一打に表れたと思う」と目尻を下げる。報道陣に囲まれた栗山は、開幕戦の験担ぎとしてポケットに入れていた二つの甘栗を取りだし笑った。「『勝ち栗』効果や」

 ○メヒア(西) 2打点。「開幕戦のサヨナラ安打は人生初めて。ストライクゾーンに来た球を振ろうと思っていた」

 ○秋山(西) 今季初安打は一塁ベース直撃の適時二塁打。「スーパーラッキー。きょうは一塁ベース上に神様がいた」

 ○田辺監督(西) 「あきらめることなく、何とかしようという気持ちが結果に出た」