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 北海道大学が研究目的でアイヌ民族の墓から掘り出した遺骨を保管し続けているため先祖の供養ができないとして、北海道浦河町出身のアイヌ民族の男女5人が、北大に遺骨の返還と計900万円の慰謝料を求めた訴訟が25日、札幌地裁で和解した。北大が遺骨16体を遺族や受け入れ団体に返還し、原告側は慰謝料を求めないという内容。

 アイヌ民族の遺骨は戦前から戦後にかけ、人類学者が研究用に収集し、北大や東大など全国12大学に約1600体が保管されている。北大には約1千体分がある。

 今回の訴訟は2012年9月に提訴された。訴状などによると、北大は1931~55年ごろ、浦河町のアイヌ民族の墓から遺骨を掘り出し、現在も保管。原告らは先祖の供養ができず、憲法で保障されている信教の自由が侵されていると訴えていた。

 和解協議の結果、返還されるこ…

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