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 広島県府中町の町立中学校3年の男子生徒が、誤った万引き記録に基づく進路指導を受けた後に自殺した問題で、対策を検討してきた文部科学省は25日、学校側の課題を公表した。男子生徒の1年時の万引き記録だけで推薦を認めなかったことなどを問題視している。この日、全国の学校に対し、適切な進路指導ができているか確認を求める通知を出した。

 文科省が公表した「中間とりまとめ」では、学校の対応について、万引き記録の際に名前を取り違えたことなど情報管理の不徹底▽1年時の触法行為のみによる機械的な進路決定▽触法行為があれば推薦しない範囲を「3年」から「1~3年」に広げたことを説明しなかった▽その変更を3年生にさかのぼって適用したことなどを要改善事項としてあげた。

 これを踏まえて出した通知では、学校や教育委員会に対し、記録の確認を徹底することや進路指導の説明責任を果たすことなど、6項目について確認するよう求めている。

 文科省は今後も再発防止策などについて議論を続け、夏をめどに、どんな推薦基準が適切かなどについて結論を出すという。(高浜行人)