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 ドイツの複数のメディアは25日、ベルギー連続テロの実行犯と連絡をとるなど近い関係にあったとして、独捜査当局が独国内で男2人を逮捕したと伝えた。犯行グループのネットワークが欧州の広範囲に及んでいた可能性が出てきた。

 独誌シュピーゲルなどによると、独西部ギーセンで23日に逮捕されたモロッコ系の男(28)の携帯電話のメッセージから、ブリュッセルの地下鉄で自爆死したハリド・バクラウィ容疑者の名前が見つかった。別のメッセージには、仏語で終わりを示す「Fin」と記されており、地下鉄での爆発直前に受信したという。

 24日には独西部デュッセルドルフで、過激派組織「イスラム国」(IS)の元戦闘員とみられる男が逮捕された。男は昨夏、トルコ・シリア国境付近でトルコ当局に拘束された。ハリド容疑者の兄で、ブリュッセルの空港で自爆死したイブラヒム・バクラウィ容疑者も当時トルコ南部で拘束されており、2人は同じ飛行機でオランダのアムステルダムに送還されたという。独当局は男とイブラヒム容疑者が近い関係にあり、行動を共にした可能性があるとみて調べている。(ベルリン=玉川透)