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 約300人の死傷者が出たベルギーの連続テロに関連し、治安当局は25日、ブリュッセル北東部のスカルベーク地区で大規模な家宅捜索を実施し、男3人を新たに拘束した。うち1人は爆発物を持っていたとの情報もある。24日には、新たなテロを計画していたとしてパリ郊外で別の男が逮捕され、爆発物が見つかっており、ベルギーの治安当局は関連を調べている。

 現地での報道によると、捜索では男2人が警察官に銃で足を撃たれてけがをした。うち1人が持っていたカバンから爆発物が見つかったとの情報もある。スカルベーク地区には、連続テロ後の捜索で高性能爆薬が見つかったアパートや、実行犯の一人の実家などがあり、今回拘束された男らとブリュッセルの連続テロとの関連も報じられている。

 警察は現場周辺を一時封鎖し、爆発物処理班が出動。爆発音が数回にわたって聞かれた。路面電車の駅周辺に残骸が飛び散り、物々しい雰囲気に包まれた。

 朝日新聞の取材に、駅前にある美容院の女性従業員ファブリナさん(27)は「子ども連れの女性を捕まえていた男に、警察が解放するよう叫び、(爆発物処理用の)ロボットで男のカバンの中を調べていた。(美容院の)地下に逃げたお客は恐怖で泣き、警察官は『大捕物だ』と言った」。清掃業のウカさん(28)は「男は上着の中を見せようとせず、足を撃たれた」と話した。(ブリュッセル=渡辺丘)