[PR]

 東京と大阪のHIV訴訟原告団・弁護団は26日、薬害エイズ訴訟の和解から29日で20年を迎えるのを前に、東京都内で記念集会を開いた。約300人が参加。これまでに亡くなった697人に黙禱(もくとう)し、花を捧げた。

 東京原告団の後藤智己代表(43)は「被害者の半数が亡くなった。医療だけでなく、福祉でも充実した生活を送れるよう活動を続ける」とあいさつした。和解前に13歳の長男を亡くした奈良県の女性(63)は「いとしい思いが変わるはずもない。未曽有の事件を風化させないよう受け継いでいく」と語った。

 また、訴訟の被告で、血液製剤の不正製造が問題になっている「化学及(および)血清療法研究所」(化血研)は集会に合わせて、両原告団に謝罪文を送った。「自分たちの行為が和解内容と矛盾していると気付かない愚か者でした」などとしている。