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 群馬大病院で肝臓手術を受けた患者が相次いで死亡した問題で、外部の有識者でつくる医療事故調査委員会は27日、過去8年間に死亡した50人のうち43人が、院内の医療安全管理部門に報告がされていなかったことを明らかにした。医学的な検証を委託していた日本外科学会から調査結果が示された。

 上田裕一委員長によると、学会は、2007~14年度にあった肝臓や膵臓(すいぞう)などの手術で、術後に病院内で死亡した64人のうち50人を詳細に調べた。死亡率も調査し、肝臓手術では、問題が指摘されている40代の男性医師(退職)が所属していた旧第2外科と、旧第1外科とも全国平均より高かったと調査結果に書かれているという。

 関係者によると、肝臓手術の死亡率は旧第2外科が11%、旧第1外科が4%という。

 委員会は学会の調査結果を踏まえ、5月下旬にも報告書をまとめる予定。