中部経済連合会は28日、中部電力相談役の三田敏雄会長(69)が6月に退き、後任にトヨタ自動車系部品メーカー、豊田自動織機会長の豊田鉄郎副会長(70)を充てる人事を発表した。中経連会長は歴代13人のうち9人が中部電出身だった。電力自由化で本業の競争が厳しくなるなか、今回はトヨタ創業家出身者が中部財界のまとめ役を担う。

 豊田鉄郎氏は、トヨタの発展の礎を築いた故・豊田英二氏の次男。トヨタグループからの就任は、2004~07年の豊田芳年氏(豊田自動織機名誉会長)以来2人目となる。鉄郎氏は記者会見で、「アベノミクスの恩恵がまだ届いていない個人商店など、内需型産業の振興に力を注いでいきたい」と抱負を述べた。

 各地の経済団体の中では、九州電力が占め続けてきた九州経済連合会の会長に13年、麻生セメントの麻生泰(ゆたか)会長が就任。九電以外から初の就任として注目を集めた。(大日向寛文)

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