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 大相撲の横綱審議委員会が28日、東京・国技館であり、春場所(エディオンアリーナ大阪)で優勝した白鵬が千秋楽に変化気味の立ち合いで勝った一番が話題に上った。八角理事長は「(相手の)日馬富士がけがをしており、白鵬は真正面からぶつかるのを避けて組もうとしたのではないか」という見方を示した。大島寅夫委員長代理も「故意に体をかわしたのとはちょっと違う」と述べた。

 委員会ではその他に、白鵬が春場所中、伊勢ケ浜審判部長から口頭で注意を受けた勝負がついた後の「だめ押し」について「日本の伝統をよく勉強している大横綱としては見苦しかった」という意見が出た。白鵬に1差の13勝を挙げた大関稀勢の里の来場所の綱とりの可能性については話題にならなかったという。

 優勝から一夜明けたこの日、白鵬は千秋楽の相撲内容に批判の声があることについて「自分も悔しい。ああいう形になるとは思わなかった」と振り返りつつ、「どうやって勝つか、そんな気持ちが出た」と説明。一方で、モンゴル相撲の英雄でもある父・ムンフバトさんがアルツハイマー病に苦しんでいることを明らかにした。あと28勝に迫った通算1千勝を次の目標に挙げ、「立派な歴史を作りたい」と決意を語った。