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 子宮頸(けい)がんワクチンの副作用問題で、接種後に全身の痛みや歩行困難などの症状を訴えている女性たちが今年6月にも、健康被害を予見できたのに回避措置をとらなかったとして、国と製薬会社2社に損害賠償を求めて集団提訴する。

 弁護団が30日、東京都内で開いた記者会見には17歳~21歳の高校生、大学生計4人と、その親たちが出席した。

 埼玉県の大学1年生、酒井七海さん(21)は「副作用があるとわかっていながら、起きた副作用に対しての十分な治療方法もなく、5年間苦しんできた。私がなぜ被害を受けたのか、なぜすぐ適切な医療を受けられなかったのかを知りたい」と訴えた。

 高校1年だった2011年2~3月に2回接種した。2回目の翌日に失神し、頭痛やめまいに悩まされるようになった。これまでに22回入退院を繰り返したが、症状は悪化。いまは車いす生活で、右足に装具をつけないと立ち上がれない。視野の一部も欠け、見えづらい。弁護士の夢はあきらめた。