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 「被害者の方、ご家族の方、近隣の方々、世間の方々に大変なご心配とご迷惑をおかけしました。誠に申し訳ありません」。寺内樺風容疑者が今月23日に卒業した千葉大は28日午後、千葉市稲毛区の大学構内で記者会見し、渡辺誠理事が謝罪した。「卒業の取り消しを検討する」とも述べた。

 指導教員の話では、寺内容疑者は「ごく普通の学生で成績も中くらい。無断で欠席するようなこともなく、礼儀正しい学生だった」という。卒業後の就職先も決まっていると大学に報告していたという。

 寺内容疑者と同じ情報画像学科の男子学生(23)は今年、研究室を選ぶ際に寺内容疑者から研究の説明を受けた。「目立つ人ではなかった。しいて言えば、自分が好きな分野は熱心に話すイメージだった」

 寺内容疑者は2012年10月~13年9月、休学した。航空機の操縦資格の取得などが理由だった。米国の航空学校の東京オフィスの説明では、寺内容疑者と同じ名前の男性が米国でこの間に訓練を受け、自家用機の操縦資格を取ったという。

 寺内容疑者は今年2月に東京・中野に移るまで、大学にほど近い千葉市稲毛区のアパートに住んでいたが、住人らも異変に気づかなかった。

 実家がある大阪府池田市。中学と高校で寺内容疑者と同級生だったという男性は「パソコンや無線機、航空機が大好きで、会話はほとんどそればかりだった。内容が高度すぎてよく分からなかった」。ITや無線の知識がず抜けていたので一目置かれていたが、女の子に関する話をしているのを聞いたことはなかったという。