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 台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は30日、シャープに3888億円を出資して買収することを決議し、発表した。シャープの経営状態が悪化していることから、2月時点より出資額を1千億円減らした。シャープは同日の取締役会で受け入れを決め、日本の大手電機メーカーとして初めて外資の傘下に入る。4月2日に契約する。

 鴻海は30日に台湾で会見し、幹部が「シャープを再び世界の電子産業のリーダーとし、世界的企業としての栄光を取り戻す」との声明を読み上げた。

 シャープの6月23日の株主総会で買収が承認されれば、鴻海は10月までに出資して議決権の66%を握る。鴻海は取締役の3分の2以下を指名でき、シャープの高橋興三社長らは出資が実現した時点で退任する見通しだ。