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 米ワシントンの連邦議会で28日午後(日本時間29日未明)、警官が不審な男に発砲する事件があり、議会やホワイトハウスが一時閉鎖される騒ぎになった。男はすぐに現場で取り押さえられたが、観光客でにぎわう周辺は騒然となった。

 米メディアによると、男は議会地下にある見学者用の入り口で、セキュリティーチェックを通ろうとした際、所持していた銃を取り出して警官に向けた。男は警官に撃たれて病院に搬送された。近くにいた女性もけがをしたという。

 男は議会周辺にたびたび現れていた人物で、過去に委員会の審議を妨げたとして逮捕されたとの情報がある。単独行動で、テロ組織などとの関連はないとみられるという。

 発砲の直後、議会内にいた職員や見学者たちには、議会内の安全な場所に待機するよう指示が出た。周辺には多数のパトカーが集まり、ものものしい雰囲気に包まれた。米国は27日がイースター(復活祭)にあたり、一部の州や学校などが連休に入っていた。ワシントンでは、31日に50カ国以上から首脳級が集まる「核保安サミット」の開催を控えていた。(ワシントン=小林哲