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 米ホワイトハウスは28日、オバマ大統領が核保安サミットが開かれるワシントンで31日に、安倍晋三首相と韓国の朴槿恵(パククネ)大統領を招いて3カ国首脳会談を開催すると発表した。北朝鮮情勢で結束を確認し、昨年末に慰安婦問題で合意した日韓の関係改善に弾みをつけるのが狙いだ。

 3カ国首脳会談は2014年3月にオランダで開催されて以来となる。アーネスト大統領報道官は「(北東アジア)地域や地球規模での3カ国による安全保障協力を進める機会になる」と声明を出した。

 また、日韓外交筋によると、日韓会談も31日に開く予定。昨年末の日韓合意では、日本が元慰安婦を支援する財団に10億円を拠出し、韓国が在韓日本大使館前にある少女像の問題解決に努力することが決まっており、これらの進展などについて協議するとみられる。

 菅義偉官房長官は29日午前の記者会見で、安倍首相が核保安サミットに出席するため、3月30日~4月2日に米国を訪問すると発表。日米韓、日韓の首脳会談に加え、日米首脳会談も開催する方向で調整していることを明らかにした。

 菅氏は核保安サミットについて「核テロ対策に関する国内の取り組み強化、国際貢献について積極的に発信する考えだ」と説明。日米韓首脳会談では、「東アジアの安全保障環境について認識を共有し、国際社会による協力を確認したい」と語った。

 安倍首相は29日午前の参院予算委員会で、核保安サミットに関し「伊勢志摩サミット(5月26~27日)や2020年東京五輪・パラリンピックの核テロ対策の強化を通じ、世界の核セキュリティーの強化、世界的な核不拡散・核軍縮の推進に積極的に貢献していく」と述べ、核テロ対策に取り組む考えを強調した。公明党の荒木清寛氏への答弁。(ワシントン=奥寺淳)

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