「LINE(ライン)」の書き込みなどでいじめを受けていた熊本県立高校1年の女子生徒(当時15)が2013年に自殺した問題について、県は29日、外部の第三者委員会で改めて調査することを決めた。学校が設置した調査委員会は今年2月、いじめと自殺との因果関係を認めないとの判断を示し、遺族が第三者委での再調査を求めていた。

 学校調査委の2月の報告書は、LINEでの脅迫的な言葉など五つのいじめを認定しつつ、「自殺に直接的な影響を与えたとは認めがたい」とした。一方、遺族は、調査委に校長らが含まれていたことなどから「公平中立な調査ではなかった」などと反発。第三者委による再調査を求める意見書を県に出していた。

 今後、大学教授ら5人による第三者委が調査を進める。29日午前、県から説明を受けた女子生徒の母親(48)は、自らの気持ちを委員に伝える場を設けるよう求めたという。取材に対し、母親は「学校側には2年半、時間稼ぎされたと感じている。再調査に期待したい」と話した。(籏智広太)