[PR]

 シャープは主力の液晶パネルの売れ行きが不振で、2016年3月期の業績について下方修正することが29日わかった。本業のもうけを示す営業損益は100億円の黒字予想から数百億円規模の赤字になる見通し。純損益は2千億円規模の赤字とみられ、生産設備や在庫の損失処理によっては、額がさらに膨らむ可能性もある。自力での経営再建は難しくなっており、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入る。

 シャープと鴻海は30日の取締役会で傘下入りについて決議し、31日にも正式契約する。4月2日にはシャープの高橋興三社長と鴻海の郭台銘会長がそろって大阪で会見するとみられる。

 高橋社長ら経営陣の一部は、鴻海への傘下入りが実現した段階で退任する見通しだ。業績の悪化について経営責任を明確にする。鴻海は後任の人選を進める。