大阪市教育委員会は教員の給与体系について従来の年功序列ではなく、能力や実績を重視する方針を固めた。30日の市教委会議で素案が承認された。検討段階では最大2倍の差をつけるなどの意見も出ている。今後具体案をまとめ、2017年度の導入を目指す。

 市教委によると、現在の教員ポストは校長▽副校長・教頭▽首席・指導教諭▽教諭▽講師の5級に分かれ、基本給は各級と勤続年数などで決まる。上限は教諭の月収約42万円に対し校長は約47万円。格差は1・2倍程度にとどまる。

 新制度では教諭ポストを二つの級に分けて全部で6級とし、下位の基本給の上限を低くする方針で、具体的な水準は今後検討する。

 市教委の大森不二雄委員長は人材確保のため初任給引き上げも検討していることを明かし、「教員のモチベーション向上は重大な課題。ぜひ実現してほしい」と話した。(長野佑介)