オリンパスは30日、2021年3月期の売上高を15年3月期とくらべて約1・4倍にあたる1兆1千億円に、営業利益は約1・9倍の1700億円にする5年間の経営計画を発表した。世界シェア首位の胃カメラなど内視鏡の開発と販売にさらに力を入れて実現をめざす。

 内視鏡をつかった手術や治療は、体にメスを入れる必要がなかったり、1センチ程度の穴を開けたりするだけで済む。国内外でニーズがふえるとみられ、笹宏行社長は「多くの国で医療費削減は大きな課題。入院期間が短い内視鏡手術は増える」とみている。今後は、使用後に洗浄・消毒がしやすい内視鏡の開発を急ぎ、シェアを保つ考えだ。新興国経済が長期的に成長し、医療ニーズが増えると見込まれるのも追い風という。

 世界で販売する内視鏡の多くは国内生産しており、増産体制も整えている。昨秋からこの春にかけては、福島県と青森県の工場に新棟が完成する。

 オリンパスは11年に巨額の損失隠し問題が発覚した後、一時は債務超過寸前に陥った。その後は内視鏡など医療機器事業の強化を鮮明にし、16年3月期の純損益は過去最高の560億円の黒字となる見通しだ。

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 笹宏行社長はインタビューで、内視鏡の開発や販売をさらに増やしていくと語った。主なやりとりは以下の通り。

 ――2011年に巨額の損失隠し問題が発覚した後、一時は債務超過寸前に陥りましたが、業績が回復した理由は何と考えますか。

 「医療機器を中心に、事業環境が良かった。円安の追い風に加え、新商品投入の準備もできていた。残念なのは、デジタルカメラの市場が縮小し、かじ取りが難しかったことだ」

 ――計画では、21年3月期に…

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