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 東京電力福島第一原発事故後、駆除しても食用も処分も困難になっていたイノシシ専用の焼却施設が、相馬市光陽の工業団地内に完成した。1日から稼働する。

 正式名称は「相馬方部衛生組合・有害鳥獣焼却場」。体重120キロの大型イノシシだと毎日3頭程度を焼却でき、年間最大600頭程度を処分していく計画。体内にある高濃度の放射性セシウムが飛灰に移行しても、フィルターで99%以上を回収できるという。

 総工費約1億6千万円のうち、農林水産省からの補助金と復興交付金で6分の5をまかない、残りを市が負担した。

 30日にあった完成式で、立谷秀清市長は「これで問題が解決したわけではなく、増え続けるイノシシに対し、しっかりした捕獲対策が必要だ。願わくば再び山の幸として食べられる日を待ちたい」と語った。