「餃子(ギョーザ)の王将」を展開する王将フードサービスの株価が30日急落した。特定の企業経営者との間で、過去に約260億円もの不適切な不動産売買などがあったと発覚したためだ。王将はこの経営者の関係企業と続けていた電話設備などの保守委託契約を、30日付で解除すると発表した。ただ、投資家は経営管理態勢の甘さを不安視している。

 30日の東京株式市場で、王将株は売り注文が殺到した。午前は取引が成立せず、午後は制限値幅の下限まで売られる「ストップ安」。終値は前日比17%安の3500円で、2014年4月以来2年ぶりの安値だ。

 同社は30日付で、不動産取引の相手だった経営者のグループ企業に対し、保守委託契約を解除した。06年4月から15年11月までに、計約3430万円を支払っている。王将の経営を調べた第三者委員会から、この委託契約も不適切だと指摘されていた。

 王将は「(この経営者や企業グループとは)一切取引しないと確約する」との声明を30日出した。

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