文部科学省は4日、公立の小中高校での英語教育の状況について調査した結果を発表した。中学卒業時の目標とされる英検3級以上の英語力を持つ中学3年生は、全体の37%だった。国は2017年度までに50%をめざしている。今回は初めて都道府県別のデータを公表した。

 文科省の「英語教育実施状況調査」は、生徒や教員の英語力向上のため、英語教育の実態を把握するのが目的。昨年12月、中学9522校、高校3409校などを対象に実施された。

 「中学卒業時に英検3級程度以上が50%」「高校卒業時に英検準2級~2級程度以上が50%」を2017年度までに達成するのが国の目標だ。中学では、英検3級以上(同レベルの民間試験を含む)を取得した生徒数と、学校ごとに英語教員が判断した「英検3級以上相当の力があると思われる生徒数」を合算。英検3級以上の英語力を持つ中学3年は36・6%となり、前年度を2ポイント上回った。

 最も割合が高かったのは千葉県の52・1%。秋田県48・6%、東京都47・9%と続いた。最低は高知県の25・8%だった。

 英検3級以上を取得した生徒だけでみると、秋田県の39・7%が最高で、和歌山県31・8%、東京都30・2%の順だった。最低は大阪府の9・7%だった。

 高校生では、英検準2級以上の英語力を持つ高校3年生は34・3%で、前年度より2・4ポイント上がった。

 一方、中学の英語教員の英語力を見ると、英検準1級を取得したのは30・2%で、前年度から1・4ポイント上がった。最高は福井県の51・7%、最低は岩手県の14・6%だった。高校の英語教員で英検準1級を取ったのは57・3%だった。国は英検準1級を持つ中学教員の割合を17年度までに50%にすることをめざしている。

 文科省の担当者は「生徒の英語力が高い県の共通点は、まず教員に指導や評価の力をつけようとしていること。英語の授業を英語で行うことにも積極的な教員が多い」と分析する。(片山健志)

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら