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 南米エクアドルで16日夜(日本時間17日朝)、同国沿岸部を震源とする強い地震があった。地震の規模を示すマグニチュード(M)は7・8。ロイター通信によると、コレア大統領は死者が233人に上ると発表した。同通信は当局者の話として、1500人以上が負傷したと伝えた。犠牲者はさらに増える可能性がある。建物やインフラにも大きな被害が出ており、コレア氏は非常事態を宣言した。

 米地質調査所(USGS)によると、震源地は首都キトから西北西に約170キロの沿岸部で、震源の深さは約19キロ。現地では余震が続いており、AP通信によると、グラス副大統領は会見で「(同国で大きな地震があった)1979年以降で最大の地震だ」と語った。

 地元メディアによると、最大都市グアヤキルを含め、沿岸部に近い都市を中心に大きな被害が出ており、橋が崩れたり、ショッピングセンターの天井が落ちたりしている。管制塔が被害を受けて閉鎖された空港があるほか、キトでも停電や断水が起きているという。

 政府は救助や治安維持のため軍1万人の動員を決定。イタリアを訪れていたコレア氏は急きょ帰国を決め、ツイッターで「冷静な行動を」と国民に呼びかけた。

 AP通信は「何もかもが揺れ続けて死ぬかと思った。とても長い地震で家族のことだけを考えていた」と語る住民の声を伝えた。

 政府は津波の恐れがあるとして沿岸部の住民に避難を指示。米ハワイ・ホノルルにある太平洋津波警報センターによると、大きな津波の到達はなかった。(ブラジリア=田村剛)

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