[PR]

 芥川賞作家の柳美里さん(47)は2011年の東日本大震災後、福島県南相馬市に通い、昨年4月に移住した。同市の臨時災害FM局の番組で被災者の体験の聞き取りを続けている。その経験から、熊本などで起きている地震の被災地に求められることやメッセージを、訪問先の長崎市で聞いた。

     ◇

 ラジオ番組で400人の方にお話を聞いてきたが、避難所のことを話す方が多い。食べ物のことを話す人が多いですね。配給されたおにぎりが腐っていたという話もあり、この気温で心配。高齢者の人が、歯が悪くて配給のおにぎりが食べられず、投げつけたという痛ましい話もある。

 (行政などの)職員の方も精いっぱい。同じ被災者だけど、罵倒されることもある。手が真っ赤になるほどおにぎりを握って、精神的に参ってしまって、泣いて壁におにぎりをたたきつけた、という人がいたという話も聞きました。

 避難所で物をなくした人から、「あなた、とったよね」と言われた人もいる。避難所のことは非日常だけど、いつか日常に戻った時に、しこりや亀裂を生んでしまう場合があります。

 (被災後も)そういうことを話…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら