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 離着陸中の飛行機に鳥が衝突する「バードストライク」を防ごうと、関西空港の始めた作戦が効果を上げている。ハヤブサやタカを使って鳥を追い払う。昨年度はバードストライクが、前年度からほぼ半減した。

 約150ヘクタールの未供用地が広がる関空2期島を、猛禽(もうきん)類のハヤブサやハリスホークが舞う。周囲には杭につながれたオオタカも。鷹匠(たかじょう)の石川孝一さん(68)は「ハヤブサやタカの姿が見えるだけで他の鳥は警戒する」。地上では紀州犬やビーグルなど計約30匹がほえたてる。大阪府猟友会の田中茂雄事務局長(74)は「犬の臭いも嫌がるので、メンバーが犬を連れて歩き回っている」。

 主な「追放」対象はコアジサシ。カモメ科の渡り鳥で、この時期、卵を産む場所を探して飛来するという。小さな魚をえさにしていて、海に囲まれた関空は近年、格好の産卵場所になっていた。ただ、鳥獣保護法の規定で捕獲や卵の採取はできない。環境省のレッドリストでも絶滅危惧2類に指定されており、対策に頭を悩ませていた。

 そこで、「ここはあなたたちにとって快適な環境ではないですよ、と知らせる方法」(関西エアポートの担当者の石川浩司・関空オペレーションユニット長)を模索。成田や中部空港の取り組みも参考にした。昨春、府猟友会の協力を得てハヤブサや猟犬を使った対策を試みると、前年度に比べて滑走路や誘導路周辺のコアジサシが9割以上減少。バードストライク発生件数も2014年度の43件から15年度は24件になった。コアジサシに限ると、20件が2件まで減ったという。

 09年1月、離陸中の旅客機に…

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