[PR]

 法務省の出入国管理統計によると、2月に関西空港から入国した外国人数(50万2699人)が、開港以来初めて成田空港(49万8640人)を上回った。2月は中華圏の旧正月の春節で訪日客が増え、アジア便の数が全体の9割を占める関空に追い風となった。

 新関西国際空港会社が22日発表した2015年度の関空利用者も、過去最高を記録した。法務省によると、アジアからの出入国数(15年)は関空利用が全体の28%で、成田利用の27%を上回る。関空がアジアと日本とをつなぐ第一の玄関口に育ってきた。

 関空は成田より1時間分アジアに近く、中国、韓国、台湾などとを結ぶ格安航空会社(LCC)の路線が急増している。欧州・米国路線の多い成田は、欧州のテロの影響などを受けたとみられる。また、首都圏の外国人利用客は成田だけでなく、国際化の進む羽田空港にも分散している。

 関空の運営は3月まで新関空会社が担い、4月に関西エアポートに変わった。新関空会社のまとめた運営概況によると、15年度の関空利用者は前年比20%増の2405万人で過去最高。うち国際線の外国人利用者は57%増の1100万人と初めて1千万人を超えた。

 成田の年間利用者(15年)は関空の1・6倍で、国際線の外国人利用者は1・2倍。年間ではともに関空を上回っている。(伊藤弘毅)

■GW旅客、53万人予想

 ゴールデンウィーク(GW)を含む11日間(28日~5月8日)の関西空港の国際線旅客数が53万5100人になるとの予想を、関西エアポートが22日発表した。1日平均は前年比13%増の4万8600人で、GW期間として過去最多という。出発のピークは29日、到着は5月5日の見通し。

 出発の方面別で見ると、韓国、中国、台湾が上位という。