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 熊本地震の影響を受け、熊本県御船町の避難所に、100歳の原田しまさんが避難している。ビールケースを積んだ手製ベッドに横になっていることが多いが、目や耳は達者。小学校入学前に静岡県森町で体験した関東大震災を振り返り、ほかの避難者を励ましている。

 原田さんは、同町御船の自宅で三女の森本とし子さん(67)と同居していたが、16日の「本震」で自宅の瓦が落ちた。初日は車中泊をし、御船中学校体育館の避難所に来てからは床に寝ていた。トイレのたびに体を起こす必要があり、森本さんが役場に交渉してビールケースを持ち込んでベッドにした。

 もっとも、森本さんによると、トイレまでの50メートルほどを自力で歩くため、以前より元気になったという。避難所で知り合った女性たちとのおしゃべりでは、冗談を交えながら、関東大震災や東京で焼け出された戦争中の体験を披露。「この歳(とし)だし、地震はどうなるものでもない」と話す。(伊藤智章)