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 ペットショップで買った犬が病気だった――。そんなペットに関するトラブルが後を絶たない。犬猫の飼育頭数が減少傾向に転じ、犬の販売頭数も減っているとされるが、国民生活センターに寄せられる相談件数はなかなか減らない。

 「先天的な形成異常である頭部頸椎(けいつい)接合部奇形(CJA)と診断しました。水頭症なども併発していて、治療のすべがありません」

 そう獣医師から告げられ、東京都三鷹市に住む会社員の女性(35)は頭の中が真っ白になった。2014年5月、都内の大手ペット店チェーンで約30万円で購入したメスのチワワ。飼い始めて間もなく、重大な先天性疾患が判明した。

 いま2歳。1日のほとんどをケージの中で過ごさせ、投薬を続ける。ペット店からは「犬を引き取り、代金を返します」と提案されたが、断った。

 女性はいう。「病気の犬を繁殖させたり、売ったりする業者が許せない。犬の命を軽く見られているのが悔しく、悲しい」

 国民生活センターには15年度、ペット店などで購入した動物に関する相談が、前年度比5%増の1308件寄せられた(16年5月15日集計)。大部分がペットの健康にまつわる内容だという。「相談全体の中で目立って多い。件数が減らず高止まりしている」

 トラブルが訴訟に発展するケースもある。

 埼玉県本庄市の会社経営者の男…

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