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 中国の通信設備・スマートフォン最大手の華為技術(ファーウェイ)は、スマホ世界最大手の韓国サムスン電子が特許権を侵害しているとして、米国と中国の裁判所に訴訟を起こした。スマホをめぐる世界的な知的財産権争いに、中国勢も参入した。

 複数の中国メディアが25日、報じた。ファーウェイは、サムスンのスマホに使われている技術や搭載されているソフトが、第4世代(4G)通信技術についてのファーウェイの特許を許可なく使用していると主張している。サムスンに使用料の支払いを求めて交渉したが、拒否されたという。

 スマホの特許権をめぐっては、2011年以降、世界首位を争うサムスンと米アップルが各国で法廷闘争を繰り広げてきた。ファーウェイは昨年、世界シェアで両社に続く3位につけた。近年は知的財産権の取得を急いでおり、15年の国際特許出願数は2年続けて世界で首位だった。

 中国の報道によると、ファーウェイはアップルに対しても、スマホ分野の特許の権利数で優勢になっている。このため、アップルとの相互契約では、すでに使用料支払いから受け取りに転じているともされる。(北京=斎藤徳彦)