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 戸建て住宅やマンションを1万円から競り売りに――。こんな「不動産オークション」が26、29日に東京都内で開かれた。裁判所の競売を扱う業者でつくる不動産競売流通協会(東京都港区)の開催。低金利下で運用先を求める投資家の存在が背景にある。

 物件は、栃木県小山市の2LDKのマンション、さいたま市のワンルームマンション、千葉県大網白里市の一戸建てなど計6件。物件の詳細は事前にネットで公表された。

 29日には、会場となった東京ビッグサイト(東京都江東区)に事前登録の個人投資家ら約40人が集まった。オークションでは、1万円で始まった価格を進行役が声を出して上げていく。希望者らは自分の番号札を掲げるが、値段が上がるにつれて手を挙げる人が減っていく。1人になったら落札だ。

 さいたま市のマンションを26日に500万円で落札した40代の自営業女性は「金融商品で運用してきたが、低金利なので初めて不動産に投資する。最後は手が震えた」。ほかの5物件は186万円から506万円で落札された。

 主催した協会の青山一広代表は「物件を賃貸利用すれば、購入価格に対する利回りは年間10~20%。次は8月にネットで公開開催したい」と話す。(松浦新