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 広島の爆心地に立ち、「核なき世界」の実現を宣言したオバマ米大統領の「ヒロシマ演説」。米国に住む被爆者や平和活動に取り組む人たちは好意的に受け止め、課題も指摘した。日本に住む他の核保有国の市民からも、共感や核廃絶への期待の声があがった。

■被爆2世「世界にインパクト」

 米西海岸サンディエゴ在住の被爆2世で臨床心理医の美甘章子(みかもあきこ)さん(54)。オバマ大統領の訪問を広島市に住む父のそばで見届けようと一時帰国した。オバマ氏が原爆投下について「残酷な終結」と言及した演説を評価。「国境を超えた人道的な内容で、世界にインパクトを与えてくれた」と歓迎した。

 父の進示(しんじ)さん(90)=広島市東区=は爆心地から1・2キロで被爆。今も体に傷が残る。「アメリカが憎いと恨みつらみで生きていくことも苦しい。一歩一歩、前に進みたかった」

 次女の章子さんは1989年、留学のため渡米。出身地を問われて「ヒロシマ」と答えると、「原爆は戦争を終わらせるためだった」「原爆を持ち出すなら真珠湾はどうだ」と詰め寄られることが少なくなかった。父の体験や思いを知ってもらおうと、本にまとめて英語版も出した。

 オバマ氏の広島訪問が決まり、日米の報道や世論を比べた。日本では「核なき世界」の実現の一歩と受け止められるのに、米国では「被爆者が謝罪を要求している」「なぜ謝罪に行くのか」となお厳しい声を感じた。「オバマさんは短い滞在時間でも、できる努力をしてくれた」と評価する。

 父は演説をテレビで聞き、「重…

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