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 「朝ドラ」の愛称で親しまれるNHKの連続テレビ小説で、企業の創業者をモデルにした作品が続いている。放送後には、出演した俳優らがドラマでのイメージそのままのCMに出演するケースも。なぜ、実在の企業人にスポットを当てるのか。理由を探ってみると――。

 「竹鶴さん、あなたがウイスキーづくりに注いだ情熱は、今もこのグラスに息づいています」。ニッカウヰスキーのテレビCMでグラスを傾けるのは、俳優の玉山鉄二。朝ドラ「マッサン」(2014年9月~15年3月)で同社の創業者、竹鶴政孝がモデルの主人公を演じた。

 玉山は朝ドラ終了の3カ月後、同社の「アンバサダー(大使)」に就任。CMはドラマのロケ地、北海道の余市蒸溜(じょうりゅう)所で撮影された。広報担当者は起用の理由を「朝ドラ効果で視聴者がウイスキーを想起しやすい」と説明する。

 「マッサン」では、サントリーの創業者鳥井信治郎をモデルにした人物も登場。演じた堤真一も昨年4月から、同社の「ウイスキーアンバサダー」を務め、ホームページや航空会社の機内誌などに露出する。サントリーは「ウイスキーへの知識が深く品質などを丁寧に伝えてもらえる。朝ドラとは関係ない」とするが「ドラマでウイスキーになじみのなかった人も関心を持ってくれた。市場が拡大しているのは確かだ」と、効果の大きさを認める。

 今年4月に終了した「あさが来た」で波瑠が演じたヒロインは、大同生命などの創業者・広岡浅子がモデル。現在放送中の「とと姉ちゃん」では、高畑充希が雑誌「暮しの手帖」を創刊した大橋鎮子(しずこ)がモデルの人物を演じている。そして今秋からの「べっぴんさん」は、子ども服メーカー「ファミリア」創業者の坂野惇子(ばんのあつこ)がモデルの物語だ。

 大同生命広報部は「当社の創業者の一人、広岡浅子が広く知られ、営業担当から『営業活動がしやすくなった』との声もある」と話す。ファミリアは「問い合わせや取材依頼が増えた。より多くの方に知ってもらえる機会になれば」。NHKの看板番組だけに、企業側には「宣伝効果」への期待も大きい。

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