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 今年はバーチャルリアリティー(VR)元年と言われ、ゲーム機などのVR製品が続々と発売される。サイバー空間に生身の自分が存在する感覚を作り出す技術が進化。現実と仮想の間を行き来できる時代がやって来ている。

 「私」を乗せた小さなかごが海の中をゆっくり降りていく。頭を突き出すように見下ろすと、海底に横たわる難破船が見える。光るクラゲの群れが現れて、かごをぐるりと取り囲む。突然、横からホホジロザメが現れた――。

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントが10月に発売するプレイステーション(PS)VRを体験させてもらった。ゴーグル型のヘッドマウントディスプレー(HMD)をかぶり、ゲーム機のPS4に接続して遊ぶ。

 HMDに内蔵のジャイロセンサーで頭の傾きや姿勢を、加速度センサーで動きの速度を測定。HMDに取り付けられたLEDの光を離れた場所からカメラでとらえ、前後左右に動く頭の位置をつかむ。これらの情報に合わせて映像を動かし、現実にそこにいる感覚を作る。頭をぐるりと回すと360度を見回すことができる。

 同社グローバル商品企画部の高橋泰生課長によると、開発の際には没入感を向上させることに力を注いだ。映像が頭の動きより遅れると、人は違和感や酔いを感じ、没入感の妨げになる。ディスプレーに高速で動く有機ELを採用し、両者のずれを人間が意識できない0・018秒未満に抑えた。

 技術は2年ほど前にほぼ完成。ソフトが出そろうのを待ち、今年発売する。現在230社以上が開発中で、年末までに50種類が発売される。今年は米オキュラスと台湾HTCがHMDを発売。韓国のサムスンの製品も発売される。

 PSVRは一台4万4980円だが、千円前後の安価な製品もある。「ハコスコ」や、グーグルの「カードボード」などは、段ボールの部品を組み立ててスマホを差し込むだけだ。基本的なしくみはPSVRと共通で、スマホに組み込まれた加速度センサーなどを活用してVRを実現している。

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